エンパスの特徴がしっくりこないあなたへ:「逆エンパス」という資質を知っていますか?

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「エンパス(共感力が高い人)」という言葉を聞いたとき、
「もしかして自分のことかも?」と感じたことはありませんか?

しかし、実際にネットでエンパスの特徴を調べてみると――

  • 感情に飲まれてぐったりする
  • 人の痛みを自分のことのように感じてしまう
  • 人混みが苦手で外出が辛い

といった体験談ばかりが並び、
「うーん、そこまではないかも……?」と違和感を覚えた方もいるのではないでしょうか。

今回は、「エンパスという言葉には共感したけど、具体的な特徴にはピンとこない」というあなたにこそ届けたいテーマです。


「共感はできるけど、距離を取りたい」感覚、ありませんか?

こんなふうに感じたことはありませんか?

  • 人の気持ちにはすぐ気づく。でもあえて表情を変えずに聞き役に回る。
  • 相手がどういうタイプかわかっても、自分からは深入りしない。
  • 表面的にはクールだけど、内心はずっと気を張っている。
  • 「この人、本当は怒ってるな」「今の発言、誰か傷ついたな」と察してしまう。
  • でも、「大変だったね」とすぐ寄り添うのではなく、少し離れて全体を見ようとする。

これは、共感できないのではありません。
「感じているのに、あえて飲み込まずにいる」という状態です。

そうした人たちは、エンパスの逆のように見えることから、「逆エンパス(リバースエンパス)」と呼ばれることもあります。


逆エンパスとは?エンパスとの違い

エンパスと逆エンパス、どちらも「人の感情に敏感である」という共通点があります。
ただし、その反応の仕方に大きな違いがあります。

項目エンパス逆エンパス
感情の察知敏感敏感
感情の受け止め方巻き込まれやすいあえて巻き込まれないように距離を取る
表情・態度表情に出やすいあえて顔に出さない
他人への対応深く共感しやすい感情よりも状況を俯瞰して見る
疲れやすさ情緒面で疲弊しやすい神経面で疲れやすい(気を張る)

なぜ「逆エンパス」はあまり語られないのか?

逆エンパスという言葉は、まだ一般的にはあまり知られていません。
そのため、自分の気質が認識されづらく、「自分は冷たい人間なのでは?」と悩んでしまうこともあります。

特に、世の中には「共感=良いこと」という価値観が強くあります。
共感を強く外に出すエンパスが理想とされやすい一方で、逆エンパス的な態度は「冷たい」「距離がある」と誤解されがちです。

でも、逆エンパスの人がやっているのは、感情の抑圧や無関心ではなく、「冷静にいる」努力です。


逆エンパス的な人が直面しやすい誤解としんどさ

1. 「冷たい」と言われる

共感はしていても、それをすぐに言葉や態度に出さないため、相手に誤解されがち。

2. 「鈍感」と見なされる

感情を受け止める態度を見せないことで、感受性が低いと思われてしまう。

3. 「本音を言わない人」と思われる

実際は人一倍察しているため、むしろ発言には慎重。

4. 「なぜ疲れてるのか、自分でもわからない」

感情に巻き込まれはしないが、常に周囲の空気を読んで動いているため、神経が疲弊しやすい。


逆エンパスの強みとは?

  • 感情がぶつかる場での調整役
  • 冷静さが求められる仕事(カウンセリング、調査、編集、教育など)
  • チーム内での「場の温度」を読むサポート役
  • 混乱した状況での危機察知能力

感情に巻き込まれすぎず、一歩引いた視点から「今ここで必要なこと」を判断できるのが、逆エンパスの強みです。


エンパスの特徴にしっくりこないのは、「あなたに別の繊細さがあるから」

エンパスという言葉が注目されてから、「人の感情に敏感な人」がようやく認知され始めました。
けれど、敏感さにも種類があります

  • 感情に“共鳴”するタイプ(エンパス)
  • 感情に“気づいた上で整理する”タイプ(逆エンパス)

自分が後者であるにもかかわらず、前者の情報ばかりに触れていると、
「やっぱり自分は鈍いのかな」「共感力がないのかな」と思いがちです。

でも本当は、自分なりの方法で共感しているというだけなのかもしれません。


おわりに:無理に「共感を見せる」必要はない

もし、エンパス系の特徴にいまいち当てはまらなかったとしても、
それはあなたが共感力のない人間というわけではありません。

むしろ、「共感しながらも、冷静にその場にいようとする」という選択ができる、もうひとつの資質があるのです。

エンパスという言葉にしっくりこなかった人は、
ぜひ一度、「逆エンパス」的な感受性にも目を向けてみてください。

あなたの“感じ方”や“反応の仕方”が間違っているわけではなく、
ただ、まだ名前がついていなかっただけかもしれません。


あなたはどう感じましたか?

共感できた部分や、自分の体験と重なるところがあれば、ぜひコメントで教えてください。

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